小塚、Vで完全復活に意欲 2位羽生「次に頑張れる」
【ケント(米ワシントン州)共同】フィギュアスケートのスケートアメリカで表彰台を独占した日本男子がフリーから一夜明けた21日、取材に応じ、グランプリ・シリーズで2季ぶりの優勝となった小塚崇彦(トヨタ自動車)は「すごくうれしいが、自己ベストには全然届かない。(昨季の不振から)元に戻ったとは言い切れない」と完全復活への意欲を口にした。
ショートプログラムで世界歴代最高点を出しながら、フリーで振るわず2位だった17歳の羽生結弦(宮城・東北高)は「悔しい気持ちがあるからこそ次に向けて頑張れる。こんなところで立ち止まってはいられない」と力を込め、3位の町田樹(関大)は「一歩ステップを上がったという実感がある」と自信を深めた様子だった。
全競技終了後に行われたエキシビションで、小塚は名曲「サウンド・オブ・サイレンス」を使い、軽やかに舞った。羽生はロック曲に乗った豪快なジャンプとステップで会場を盛り上げた。
<共同通信 2012/10/22>