高橋トップ、町田は2位 日本勢が大きくリード
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯が2日、上海で開幕した。男子シングルのショートプログラムでは、今季GP初戦の高橋大輔(関大大学院)が84.79点で首位、町田樹(関大)がパーソナルベストを更新する83.48点で2位につけ、3位以下を大きく引き離した。3位は73.58点でセルゲイ・ボロノフ(ロシア)。
高橋は最初の4回転トゥループが回転不足となるも、3回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーション、後半に入れたトリプルアクセルは成功。そのほかの要素も危なげなく滑り、安定した演技を見せた。
町田は、最初のトリプルアクセル、続く3回転フリップ-3回転トゥループ、後半の3回転ルッツを着氷。ミスなく滑り、スケートアメリカに続く表彰台へ向けて、好スタートを切った。
<スポーツナビ 2012/11/2>
高橋大輔「納得していない」
日本男子のエース高橋大輔(26=関大大学院)は首位発進にも、悔しさが募った。冒頭の4回転ジャンプが回転不足で、予定していた連続ジャンプに入れず、スピン、ステップでもミスが出た。84・79点で1位だったが、「自分としては納得していない」と反省した。SPの演目は10月のジャパン・オープン後に構成を変えて、滑り込みも足りなかった。「それは言い訳なんですけど。1試合終えて身に付くと思う」と改善を誓った。
<nikkansports.com 2012/11/2>