村上佳菜子 グランプリシリーズ2012 第4戦 ロステレコム杯

ISUグランプリシリーズ2012 第4戦 ロステレコム杯(モスクワ)

佳菜子4位「アクセル忘れた」

村上佳菜子(18)が総合166・34点の4位に終わり、ファイナル出場が難しくなった。

  演技を終えた村上が嘆いた。「アクセル、忘れちゃった」。中盤の2連続ジャンプ後半の2回転半(ダブルアクセル)を跳べなかった。組み込む必要があるアクセルジャンプを1度も行わなかったため、最後の3回転トーループが「0点」扱いの大減点。3位ザワツキーとは0・27差で、アクセルが入れば表彰台だった。「(ファイナル進出は)多分無理だと思う。全日本選手権に向けて練習していきたい」とレベルアップを誓った。

[nikkansports.com 2012/11/11]

訴える力あった村上=ジャンプ乱れるも、成長の跡

村上はスピード感にあふれる情熱のタンゴを力強く舞った。ジャンプの細かいミスが響いてフリー3位で、最終的には4位。SP6位からGP2戦連続となる表彰台は逃したが「頑張れた。短い期間で進化できた」と、うなずいた。

  ステップで魅了した序盤からジャンプを跳び終えた後の終盤まで、訴える力は衰えなかった。「見ている人に格好良いと思ってもらえるように練習してきたから」。大人っぽいカラーのネイルも自ら塗り、細部までこだわって演じた。

  中盤にジャンプが乱れた。3回転フリップの着氷が決まらず、連続ジャンプとして予定していた必須要素のダブルアクセルを跳べなかった。これが規定違反となり、最後に跳んだジャンプが自動的に0点の扱いに。でも、表情に暗さはない。「良い方向に直せそう。大丈夫、直していける」

  朝の練習では調子が上がらず、不安で泣きそうになっていた。「去年なら、ぼろぼろ。今年は冷静に切り替えられた」。フリーのテーマに掲げる強さを示し、また一つ、成長できた。

[時事ドットコム 2012/11/10]

村上4位も「すごく頑張れた」 視線の先は「全日本」

SP6位の村上はフリーで得点を伸ばせずに4位に終わった。序盤は無難にまとめたものの、後半の連続ジャンプが乱れ、予定していたダブルアクセルを跳べなかった。

  フリー必須要素のアクセルジャンプがなかったことで最後の3回転トーループが0点に。優勝すればGPファイナル進出が決定したが、表彰台を逃し絶望的に。「(ファイナルは)たぶん無理」とあきらめムードを漂わせた。それでも「すごく頑張れた。(演技は)良くなかったけど、去年と違っていい方向にいっている」と手応えもある。12月の全日本選手権に視線を向け「全日本に向けて全てを練習していきたい」と力を込めた。

[スポーツニッポン 2012/11/11]