無良崇人 グランプリシリーズ2012 第5戦 フランス杯 GPシリーズ初優勝

無良、逆転でGP初優勝=自己ベスト大幅更新―仏杯フィギュア

【パリ時事】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、フランス杯は17日にパリで各種目のフリーが行われ、男子でショートプログラム(SP)2位の無良崇人(中京大)が逆転でGP初優勝を果たした。フリーで154.03点をマークし、合計230.68点。フリー、合計とも自己ベストを大幅に更新した。

無良は冒頭の4回転トーループを決め、終盤にジャンプで細かいミスが出たが、全体的にまずまずの演技にまとめた。

ペアはSP1位の川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)がフリーは2位だったが、合計187.99点で優勝した。

<時事通信 2012/11/18>

無良フリーで逆転!GPシリーズ初優勝 フランス杯

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、フランス杯最終日は17日、パリで行われ、男子は21歳の無良崇人(中京大)が合計230・68点でGP初優勝を飾った。

ショートプログラム(SP)2位の無良は、フリーで4回転ジャンプを決めて2位となり、フリー、合計ともに自己ベストを更新。自身初の表彰台で頂点に立った。SP首位のジェレミー・アボット(米国)が227・63点で2位に入り、フリー1位のフローラン・アモディオ(フランス)が3位だった。

ペアはSP首位の川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が合計187・99点で今季初、通算5度目のGP優勝を果たし、シリーズ上位6組で争うファイナル(12月・ソチ=ロシア)進出を決めた。

無良崇人の話 うれしいというのが素直な気持ち。緊張しすぎて最初のポーズをSPと間違えたが、それで逆に落ち着けた。SPとフリーの両方を成功させ、次の全日本選手権につながるいい試合になった。(共同)

<スポーツニッポン 2012/11/17>

21歳・無良、自己最高点でGP初優勝!…フィギュア

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦 フランス杯最終日(17日、パリ) 男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)2位の無良(むら)崇人(21)=中京大=が154・03点で2位となり、自己ベストの合計230・68点でGP初優勝を飾った。SP首位のジェレミー・アボット(米国)はフリー3位で合計227・63点で2位だった。ペアはSP1位の川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が187・99点でGP5度目の優勝。GPファイナル(12月、ロシア・ソチ)進出を決めた。

群雄割拠の日本男子の中、目立った成績のなかった21歳がGP4戦目で初の表彰台に上がった。無良は「SPが良くてフリーが悪いことがないように」と臨んだフリーで、自己ベストを16・39点も更新。元選手で83年ユニバーシアード優勝の父・隆志コーチ(52)と二人三脚で歩んできたスケート人生で初の大きなタイトルを手にした。

 日本男子は第1戦のスケートアメリカを小塚崇彦(23)=トヨタ自動車=、第3戦の中国杯は町田樹(22)=関大=が制し、GP5戦3勝。無良は第2戦のスケートカナダで8位だったため、GPファイナル進出は厳しい。今後は「一番気になる大会」という年末の全日本選手権(札幌)で存在感をアピールする。

<スポーツ報知 2012/11/18>

【男子シングル結果】

1位 無良崇人 (JPN) 230.68

2位 ジェレミー・アボット (USA) 227.63

3位 フローラン・アモディオ (FRA) 214.25

4位 ブライアン・ジュベール (FRA) 210.16

5位 宋楠 (CHN) 205.48

6位 関金林 (CHN) 191.99

7位 シャフィック・ベセイエ (FRA) 183.32

8位 トマシュ・ベルネル (CZE) 181.72

- ヨリック・ヘンドリックス (BEL) 棄権

>>ISU GP Trophee Bompard 2012