高橋がトップ、羽生3位で好スタート=フィギュアGPファイナル・男子SP
高橋は最初の4回転トゥループをきれいに決めて勢いにのった。3回転ルッツ-3回転トゥループ、後半に入れたトリプルアクセルも着氷し、出来栄え点を上積み。今季GPで初めて90点台をマークし、SP1位となった。
羽生は最初の4回転トゥループ、続くトリプルアクセルを着氷した。しかし後半の3回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーションで減点。今季GP2戦のSPでは、歴代最高得点を更新してダントツ1位だったが、ファイナルは3位からのスタートとなった。
小塚は4回転トゥループを着氷。トリプルアクセルは減点となったが、3回転ルッツ-3回転トゥループはプラス評価。3位羽生と0.78点差の4位につけた。
町田は最初のトリプルアクセル、続く3回転フリップ-2回転トゥループで減点。後半に入れた3回転ルッツではプラス評価を得るも、厳しいスタートとなった。
以下は男子SPの全順位。
1位:高橋大輔(日本)92.29
2位:パトリック・チャン(カナダ)89.27
3位:羽生結弦(日本)87.17
4位:小塚崇彦(日本)86.39
5位:ハビエル・フェルナンデス(スペイン)80.19
6位:町田樹(日本)70.58
[ スポーツナビ 2012年12月8日 7:04 ]
フィギュア:3−3回転ジャンプも成功 高橋大輔
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルに歴代最多の4人が出場した日本男子。先陣を切ったのは26歳の高橋だ。試合直前の練習でも成功させた冒頭の4回転トーループを着氷させると、高難度の3−3回転ジャンプも成功。トリプルアクセルも鮮やかに決め、上々のスタートとなった。「今季で一番(調子が)いい」という今大会。自身7回目となったGPファイナルで、日本男子悲願の初優勝を達成するべく、「日本男子カルテット」の先陣を、今季の自己ベストで成し遂げた。
[毎日新聞 2012年12月8日 1:45]