高橋大輔 グランプリファイナル2012 SP首位

高橋がトップ、羽生3位で好スタート=フィギュアGPファイナル・男子SP

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが7日(日本時間同日)、ロシアのソチで開幕した。GPファイナルには、シリーズ全6戦の上位6人が出場。2014年ソチ五輪の会場を舞台に優勝を争う。

男子シングルでは、高橋大輔(関大大学院)が92.29点を獲得し首位に立った。羽生結弦(東北高)は87.17点で3位、小塚崇彦(トヨタ自動車)は86.39点の4位でスタートした。町田樹(関大)は70.58点の最下位となり、フリーでの巻き返しを狙う。GPファイナル3連覇を狙うパトリック・チャン(カナダ)は89.27点の2位。

 高橋は最初の4回転トゥループをきれいに決めて勢いにのった。3回転ルッツ-3回転トゥループ、後半に入れたトリプルアクセルも着氷し、出来栄え点を上積み。今季GPで初めて90点台をマークし、SP1位となった。

 羽生は最初の4回転トゥループ、続くトリプルアクセルを着氷した。しかし後半の3回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーションで減点。今季GP2戦のSPでは、歴代最高得点を更新してダントツ1位だったが、ファイナルは3位からのスタートとなった。

 小塚は4回転トゥループを着氷。トリプルアクセルは減点となったが、3回転ルッツ-3回転トゥループはプラス評価。3位羽生と0.78点差の4位につけた。

 町田は最初のトリプルアクセル、続く3回転フリップ-2回転トゥループで減点。後半に入れた3回転ルッツではプラス評価を得るも、厳しいスタートとなった。

以下は男子SPの全順位。

1位:高橋大輔(日本)92.29
2位:パトリック・チャン(カナダ)89.27
3位:羽生結弦(日本)87.17
4位:小塚崇彦(日本)86.39
5位:ハビエル・フェルナンデス(スペイン)80.19
6位:町田樹(日本)70.58

[ スポーツナビ 2012年12月8日 7:04 ]

フィギュア:3−3回転ジャンプも成功 高橋大輔

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルに歴代最多の4人が出場した日本男子。先陣を切ったのは26歳の高橋だ。試合直前の練習でも成功させた冒頭の4回転トーループを着氷させると、高難度の3−3回転ジャンプも成功。トリプルアクセルも鮮やかに決め、上々のスタートとなった。「今季で一番(調子が)いい」という今大会。自身7回目となったGPファイナルで、日本男子悲願の初優勝を達成するべく、「日本男子カルテット」の先陣を、今季の自己ベストで成し遂げた。

[毎日新聞 2012年12月8日 1:45]