鈴木明子 Akiko Suzuki
2013年四大陸フィギュアスケート選手権
2012-2013 Short Program
[Kill Bill/Once Upon A Time In Mexico]
Music:Tomoyasu Hotei,Robert Rodriguez
Choreo:Anjelika Krylova
フィギュア=四大陸選手権で浅田が優勝、日本勢が表彰台独占
[ロイター 2013/2/11 09:00]
[10日 ロイター]フィギュアスケートの四大陸選手権は10日、大阪市中央体育館で女子フリーを行い、浅田真央が今季世界最高の合計205.45点で3季ぶり、3回目の優勝を達成した。
浅田はショートプログラム(SP)に続き、フリーでも1位となり、今季は5戦全勝。次は今日以上の演技をしたいと述べ、3月の世界選手権に向けて意欲を見せた。
鈴木明子が合計190.08点で2位、村上佳菜子が合計181.03点で3位に入り、日本女子が2003年以来の表彰台独占を果たした。
【フィギュア】明子「楽しかった」2位!迷い払拭、自己ベスト更新
[スポーツ報知 2013/2/11 07:03]
◆フィギュアスケート 四大陸選手権最終日(10日・大阪市中央体育館) 女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(22)=中京大=は、今季世界最高の合計205・45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転ジャンプは回転不足ながら、銀メダルを獲得した10年バンクーバー五輪以来の200点超えで、自身初の5連勝とした。鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=は2位、村上佳菜子(18)=中京大中京高=は3位と、日本女子が10年ぶりに表彰台を独占した。
晴れ晴れとした顔だ。日本勢最年長27歳の鈴木は、ベテランの底力を発揮して2位。「楽しかった。心から滑ることができた」。苦悩からの脱出を笑顔で口にした。
クジャクのような、あでやかな衣装に身を包み、情感たっぷりに舞った。序盤に予定していた2回転半―3回転が単発の1回転半になったが、スピンでは最高評価のレベル4だ。表現力でも4項目で8点台を獲得。昨年4月に日本開催だった世界国別対抗戦でマークした合計187・79点の自己最高を塗り替えた。
迷いを断ち切り、キレのあるジャンプと表情豊かな滑りが戻ってきた。昨年12月のソチ五輪会場でのGPファイナルに出場。「またここに戻ってきたい」と意欲が湧いた。反面、演技のミスを怖がるようになり「1つの不安が焦りになって、次につながらなくなった」。しかし、長久保裕コーチ(66)は言う。「強くなった。でも、ホント苦労した。余計な心配をするから『大丈夫。できるから』って、僕もめったに使わない甘い言葉を一生懸命、言った」
残り1年の競技生活。鈴木は「私のために気を使い続けてくれた父と母にも喜んでもらいたい」と支えてくれた両親への感謝を口にする。愛知・豊橋市の実家は、開業35年目の日本料理店を営む。鈴木は小学生の頃、授業が終わると板前の父・和則さん(66)と母・ケイ子さん(62)が忙しい中で市内のリンクに通った。帰宅後は店のカウンターで夕食を取った。常連のお客さんがリンクの送り迎えをしてくれた。6歳からスケート靴を履いて21年。体調管理に、父はスッポン料理を振る舞い、母はお雑煮を作って娘を支える。「2人に思い出を残してあげたい」と鈴木。昨季銅メダルに輝いた世界選手権では、日の丸を背負い、心を強く持って戦いに向かう。
2位の鈴木、ミスも気持ち切り替え「ようやく一つ抜け出せた」
[スポーツナビ 2013/2/10 20:18]
フィギュアスケートの四大陸選手権第3日が10日、大阪市中央体育館で行われ、女子フリースケーティングでは、浅田真央(中京大)がフリー130.96点、総合205.45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。2位は鈴木明子(邦和スポーツランド)でフリー124.43点、総合190.08点。3位には村上佳菜子(中京大中京高)が、フリー116.99点、総合181.03点で入り、日本勢が表彰台を独占した。
以下は、鈴木のコメント。
「ダブルアクセルはずっと注意を受けていたジャンプだったので、とにかくスピードを出して踏み切ろうとしたら、違う方向に力が入ってしまって思い切っていけませんでした。アクセルとして成立したかどうかで後半の演技がだいぶ変わってくるので、やっぱりステップ中に考えてしまいましたね。でも、このミスを引きずらなかったのが、今回の大きな収穫だと思います。ずっと課題として練習してきたことだったので。
ミスがあっても、次は違うジャンプなので『切り替えをきちんとしないといけない』と、先生からずっと言われて練習してきました。その成果が出たと思います。ミスが続かないこと、切り替えることをコーチとの対話でやってきました。試合になったら自由に体が動くようになっているんだから自分を信じなさいとも言われました。ミスが出ても委縮しないように、今回やってきたことが出たと思います。でも、それがミスが出たことで確認できたのは、良かったのか悪かったのかは分からないのですが(笑)。ただ、これまでやってきたことが少しずつ形になってきて、自分の気持ちとの戦いでしたし、ようやく一つ抜け出せたかなと思います。
年齢が上になってくると、自立して自分で何とかしないといけない気持ちが出てきて、調子が悪くてもなかなか先生に素直に言えなくなっていました。でも、素直に言えるようになったことで、先生に頼れるようになった。それも良かったと思います」