羽生結弦 スケートカナダ 総合2位 2013-2014 FS 『ロミオとジュリエット』

羽生結弦 Yuzuru Hanyu

2013-2014 Free skating

[ロミオとジュリエット Romeo and Juliet]

Music:Nino Rota

Choreo:David Wilson

2013/2014 ISUグランプリシリーズ第2戦 スケートカナダ(セントジョン)

ISU GP Skate Canada International 2013

男子シングルFSジャッジスコア

MEN FREE SKATING JUDGES DETAILS PER SKATER

【フィギュア】羽生「悔しい」2位、織田3位 鈴木は女子2位

[スポーツ報知 2013/10/27 15:23]

◆フィギュアスケートGPシリーズ第2戦 スケートカナダ最終日(26日、カナダ・セントジョン) 男子はSP3位の羽生結弦(18)=ANA=がフリーで順位を1つ上げて合計234・80点の2位、織田信成(26)=関大大学院=は1つ下げて233・00点で3位だった。

世界選手権3連覇のパトリック・チャン(カナダ)が262・03点で圧勝。無良崇人(22)=岡山国際スケートリンク=は10位だった。

女子はSP3位の鈴木明子(28)=邦和スポーツランド=がフリーは2位となり、合計193・75点で2位に入った。ユリア・リプニツカヤ(15)=ロシア=がSP2位から逆転し、198・23点でGP初優勝を果たした。

羽生結弦「悔しい。妥当な点数だと思う。4回転は失敗する要因が見当たらないくらい調子が良かったし(転倒は)なぜだか分からない」

織田信成「ベストの演技からかなり遠いもので悔しい。4回転はSPでも失敗して情けない。NHK杯に向けて修正し、ファイナルに行けるように頑張りたい」

無良崇人「一番ひどい試合になった。2本目の4回転を無理に跳んで全てが崩れた。自信が足りなかった」

鈴木明子「順位は気にせず、自分がやるべきことに集中した。表現面が高く評価されたのは今までの積み重ね。昨季と比べて落ち着いた試合運びができている」

パトリック・チャン「最初の4回転を決めて落ち着けた。トリプルアクセルは苦しんだが、とても満足。緊張やネガティブな考えもコントロールできた」

羽生2位に「次へ糧になった」

[デイリースポーツ 2013/10/28]

ロミオとジュリエットを演じるフリー。練習とは別人だった。冒頭の4回転ジャンプは大きく転倒。続く別種類の4回転は右手をついた。中盤では得意なトリプルアクセルが1回転半になった。ここ2シーズンでは最低点。「妥当」と受け入れるしかなかった。

「調子は良かったので今はミスの原因が分からない。だから見るのはつらいけど、たくさん(映像を)見直して、何が悪かったのかを突き詰めて練習していかないといけない」

周りにミスが目立ったことで2位。GPファイナルにもつながった。次戦は11月16日からのフランス大会。再びチャンと対決する。

<フィギュア>2位羽生、悔しいが上を向く…スケートカナダ

[毎日新聞 2013/10/28 14:21]

【セントジョン(カナダ)芳賀竜也】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは27日、閉幕から一夜明けた日本勢メダリストが当地で取材に応じた。男子2位だった羽生結弦(ゆづる)=ANA=は「悔しいし、つらかったが、フリーを笑って終えられ、今は前を向いている。上に向かって戦っていこうという感覚になっている」と気持ちを切り替えていた。

◇一夜明け会見

自身の直後に滑った覇者、パトリック・チャン(カナダ)の演技はスタンド下のテレビで見て、目の前で4回転ジャンプを二つも決められた。「ジャンプは跳ばないと点数は出ないし、跳ばないといけないもの。だが、表現は競技の枠を超えられる」と、表現面での充実を課題に挙げた。

女子2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)は「今の段階でできることが割とできた」と手応えを口にした。現在跳んでいる3-3回転ジャンプはいずれもトーループだが、前半をフリップに変えて難度を上げることも検討中。「(ソチ五輪)代表に決まったら、何をしてもいいよとコーチに言われている」と明かし、年明けにも実行する意向を示した。

男子3位の織田信成(関大大学院)は、フリーで二つとも失敗した4回転ジャンプの精度向上を目標に挙げ、「決まれば、その後も波に乗れる」と、その重要性を強調。GPファイナル切符が懸かるNHK杯(11月8~10日、東京)に向け、「優勝しか道はない」と必勝を誓った。

◇昨季の舞もう一度

○…この日は、上位選手らによるエキシビションが試合会場で行われた。羽生は、世界選手権で銅メダルに輝いた2011~12年シーズンのショートプログラム「悲愴(ひそう)」を選択した。青みがかった当時の衣装で元気よく舞った。

鈴木は昨季のフリー「シルク・ドゥ・ソレイユ」の別演目を披露した。優雅な舞と、エメラルドグリーンの衣装が銀盤に映えた。織田は映画「ラスト・サムライ」の曲。戦国武将の末裔(まつえい)の最終シーズンにふさわしいナンバーとなった。