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浅田真央の人生で学べ!大学教科書に登場
[スポーツ報知 2013/10/22 07:04]女子フィギュアスケートの日本のエース・浅田真央(23)=中京大=が、大学英語の教科書に登場することが21日、分かった。2014年度に全国100大学以上で採用予定の「VITALITY OF JAPAN 活力あふれる日本」(南雲堂)で、2ページにわたって競技人生が掲載されている。浅田が来年2月のソチ五輪で金メダルを獲得した場合は、その趣旨の英文を新たに挿入するという。
真央で学ぶ―。教科書は時事英語を学ぶ目的で全15章構成。巻頭を飾る浅田の章では、主語、動詞、目的語などの文型を学ぶ。内容は、浅田のこれまでの競技人生や活躍などが紹介されている。
編集責任者の千葉剛氏(67)によると、浅田のスポーツ選手としての活躍を中心に据えた文章が教科書に掲載されるのは、初めて。これまで写真が保健体育などの教科書に使われたことはあったが、今回は浅田の競技人生そのものがテーマだ。「逆境に打ち勝つ姿勢を学んでほしい」と思い、浅田を取り上げたという。
英文では、浅田が5歳からスケートを始め、12歳で難易度の高い3回転半ジャンプを成功させたことなどを紹介。浅田の演技については「Charismatic(カリスマ的)」、性格は「Charming personality(かわいらしい人間性)」などと記述している。2010年のバンクーバー五輪で銀メダルを獲得した浅田が「この銀メダルを母に見せたい」と語ったこともつづられている。
さらに、来年2月のソチ五輪で、浅田が金メダルを獲得した場合は、すぐさま、その趣旨の英文を盛り込む予定。既に、“予定稿”も用意されているという。また、リスニング用のテープも勝敗に応じて2種類用意している。20日のフィギュアスケートGPシリーズ開幕戦(米ミシガン州デトロイト)で優勝し、最高のスタートを切った浅田だが、できれば「浅田が金メダルを獲得した」という文章が入ったバージョンを読みたいところだ。
この教科書では、浅田のほか、女優の深津絵里、美術家の村上隆、プロボクシングの井岡一翔と清水智信も登場。東京スカイツリーの開業、小惑星探査機のはやぶさ、児童養護施設などでタイガーマスクを名乗る人物からランドセルなどの寄付が相次いだ「タイガーマスク現象」、ユニクロなどに代表される「ファストファッション」についても取り上げている。