村上佳菜子 GPS中国杯 SP4位 今の状態で最初の大会としてはよかった」

村上佳菜子 Kanako Murakami

2013-2014 Short Program

[スウィングメドレー Catgroove/Libella Swing/Swing Bop]

Music:Parov Stelar

Choreo:Shae-Lynn Bourne

ISUグランプリシリーズ第3戦 Cup of China(Beijing)2013-2014

ISU GP Cup of China 2013 Beijing / CHN

女子シングルSPジャッジスコア

ISU GP LEXUS Cup of China 2013 LADIES SHORT PROGRAM JUDGES DETAILS PER SKATER

1位 アデリナ・ソトニコワ ロシア 66.03 
2位 カロリーナ・コストナー イタリア 62.75 
3位 アンナ・ポゴリラヤ ロシア 60.24 
4位 村上 佳菜子 日本 57.33 
5位 今井 遥 日本 54.79 
6位 ニコール・ゴスビアーニ  ロシア 53.76 
7位 アグネス・ザワツキー 米国 53.73 
8位 李子君 中国 53.58 
9位 張可欣 中国 53.32 
10位 郭小ブン 中国 45.32

SPは村上4位、今井5位…女子フィギュア

[読売新聞 2013/11/01 22:34]

【北京=若水浩】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯が1日、北京で開幕した。女子ショートプログラム(SP)で、村上佳菜子(中京大)は57・33点で4位スタート。

今井遥(ムサシノク)は54・79点で5位。トップは66・03点のアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。男子SPは小塚崇彦(トヨタ自動車)が81・62点で3位。地元中国の17歳、閻涵が90・14点で首位発進。

<フィギュア>GP初戦の村上「今の状態ではよかった」

[毎日新聞 2013/11/01 20:48]

◇フィギュアスケート・GPシリーズ中国杯女子SP(1日・北京)

19歳でソチ冬季五輪出場を目指す村上のGP初戦。SPは順位も得点も今一歩だったが、「練習ではいつも二つくらいミスをしていた。今の状態で、最初の大会としてはよかった」と笑みを見せた。

明るい曲調の「スイング・メドレー」で臨んだSP。ライバルたちが高難度の3-3回転連続ジャンプを冒頭で跳ぶ中で、村上はボーナス点が付く後半に温存した。村上の冒頭はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)。これを難なく跳び、スピンを二つこなしていく。そして迎えた3-3回転トーループ。前半はよかったが、後半が回転不足になってしまい、着氷も乱れた。

だが、練習では踏み切りから大きくタイミングが合わないケースが多かったといい、「(ジャンプが)抜けずに着氷できたことは次につながる」と前を向く。3-3回転を後半に置く構成は昨季も取り組んでいたが、今季は息つく暇のない激しい曲。今は道半ばで、五輪切符が懸かる全日本選手権や五輪本番での完成を夢見ている。

だが、次のフリーは、10月のジャパンオープン(埼玉)以降、重点的に練習してきており、手応えもある。「フリーでは感情を出していければいい」と村上。お手並み拝見だ。

村上はSP4位「練習でミスしていたことを思えばうまくいった」 

[共同通信 2013/11/01 20:13]

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯は1日、北京で開幕し、女子ショートプログラム(SP)で今季GP初戦の18歳、村上佳菜子(中京大)は57・33点で4位、今井遥(ムサシノク)は54・79点で5位につけた。

17歳のアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が66・03点でトップ。昨季世界選手権銀メダルのカロリナ・コストナー(イタリア)が62・75点で2位、15歳のアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)が60・24点で3位だった。

男子SPは、第1戦のスケートアメリカで6位と不振だった小塚崇彦(トヨタ自動車)や、昨季世界選手権銀メダルのデニス・テン(カザフスタン)が出場する。

▼村上佳菜子の話 練習でミスしていたことを思えばうまくいった。激しい曲できついのでジャンプがあまり決まらない。ジャンプで着氷はできたので、自信になるし次にはつながると思う。

村上佳菜子SP伸びず4位/フィギュア

[日刊スポーツ  2013/11/2 9:39]

<フィギュアスケート:グランプリシリーズ第3戦・中国杯>◇第1日◇1日◇北京

本格的な冬の到来と対照的に、女子の代表争いが熱さを増していく-。14年ソチ五輪の女子代表3枠を狙う村上佳菜子(18=中京大)が、GP初戦の中国杯のSPで4位発進。後半のジャンプの回転不足で57・33点と得点を伸ばせなかった。

3季ぶりの「元気な曲」が、村上の体力をむしばんだ。アップテンポな「スイング・メドレー」は、少しの休憩も許さないスタミナを要求される演目。「激しい曲でジャンプがきつい」という。

基礎点が1・1倍になる後半。得意としてきた2連続3回転でミスが出た。練習ではほとんど失敗がなかったが、2つ目のトーループが両足着氷で回転不足となり、ジャッジから減点。さらに続く3回転フリップも回転不足と判定された。

「元気さ」をウリにするのは3季ぶりだ。シニアデビューだった10-11年シーズンは、「ジャンピング・ジャック」の明るい曲調で躍進。今大会と同じ首都体育館開催のGPファイナルでは3位になった。そして、初の五輪出場を狙う今季に、再び「元気さ」を演じる。衣装も3季前と同じピンクで、シュシュまで統一。違うのはより表現力を増すために、より体力的にきついプログラムという点で、それがジャンプに響いた。

失敗の原因には「エッジ(スケートの刃)を軽いものにした」もあるという。これまではジャンプの前に大きく足を振り上げ、反動をつけて跳んでいたが、見た目が悪いと指摘されてきた。ソチの最終選考会となる12月下旬の全日本選手権を勝負の大会と見据え、小さな修正を加えている最中でもある。

「いまのカナならまあまあ」。演技後に山田コーチにつぶやいた。今日2日は、重点的に練習してきたフリー。「感情を出せるようにだいぶ練習してきた。いけるんじゃないか」と挽回に自信あり。「まあまあ」以上が出せれば、表彰台は射程圏だ。