高橋成美 and 木原龍一ペア 「これからにつながる演技できた」 2014 ソチオリンピック

高橋成美 & 木原龍一 Narumi TAKAHASHI & Ryuichi KIHARA

2013-2014 Short program

[Samson and Delilah]

Music:Camille Saint-Saens

Choreo:Marina Zueva

公式ブログ

髙橋成美・木原龍一オフィシャルブログ「成&龍 Happy Diary」

ISU ペアSPリザルト

2014 Olympic Winter Games Pairs SP

ショートプログラム動画

フィギュアスケートペア・ショートプログラム 高橋成美・木原龍一ペア

JOC 日本オリンピック委員会

Pairs Short Program – Figure Skating – Sochi 2014 Olympics

<五輪フィギュア>高橋・木原組 結成1年でペア頂上決戦

[毎日新聞 2014/2/12 09:32]

ソチ五輪第5日の11日、フィギュアスケートペアのショートプログラム(SP)で、高橋成美、木原龍一組(木下ク)は48.45点で18位。上位16組によるフリーには進めなかった。

初々しい「カップル」が、五輪の舞台を経て成熟を目指す。フィギュアスケートのペアSPに日本から唯一出場した高橋、木原組は、惜しくも16組で争う12日(日本時間13日)のフリー進出を逃したが、日本ペアの歴史に確かな軌跡を刻んだ。昨年2月に結成し、わずか1年。男子選手から転向した木原は「1年前は、ここを目指して結成した。(実現できて)なんか不思議」と、想像以上の急成長に戸惑いもみせた。

やわらかに、そして確実に演技をこなした。3回転サルコウと、3回転スローサルコウは、いずれも高橋の着氷がやや乱れた。だが、団体ではタイミングがずれたリフトがこの日は改善。高橋は「団体でできていたところは自信を持ち、できていなかったことは何に注意した方がいいかが明確になっていた」と、SP、フリーの両方を滑った団体の成果を実感した。

高橋が2012年末、カナダ人男子とのペアを解消したため、急ピッチで育成が進められた新ペア。今回、成績は振るわなかったが、むしろ結成1年で頂上決戦まで歩みを進めたことを誇るべきだ。「今回は自分たちの力を出し切ることだけが目標だったが、4年後はシングルみたいに金メダルを狙う立場になる」と高橋。その高い理想もまた、たくましい。【芳賀竜也】

フィギュア 高橋・木原ペア後半に進めず

[NHK News web 2014/02/12 03:041]

ソチオリンピック、フィギュアスケートはペアの前半、ショートプログラムが行われ、日本の高橋成美選手と木原龍一選手は20組中18位で、後半のフリーに進めませんでした。

高橋選手と木原選手は全体の1番目に滑り、最初の3回転ジャンプで高橋選手がバランスを崩しましたが、こらえて転倒はしませんでした。

その後のリフトはきれいに決めましたが、3回転のスロージャンプで着氷が乱れて減点され、48.45の得点で18位でした。

この結果、2人は出場20組中16位以内に入ることができず、後半のフリーに進めませんでした。

前半トップに立ったのは、ロシアのタチアナ・ボロソジャール選手とマキシム・トランコフ選手で84.17の得点でした。

これからにつながる演技できた

演技のあと、高橋選手は「100%の出来ではなかったが、諦めずに戦えた。これからにつながる演技ができた」と話しました。

また木原選手は「1年前に結成したことを考えると、オリンピックの舞台で滑ることができてよかった」と話していました。

急成長の若いペア、今後に期待

22歳の高橋選手と21歳の木原選手は去年ペアを結成したばかりで、練習はちょうど1年前の2月から始め、基礎からじっくり時間をかけて鍛えたことが急成長につながりました。

去年9月の予選では出場枠を獲得できませんでしたが、ほかの国の出場辞退による繰り上がりで、わずか1年で初めてのオリンピックの切符を手にしました。

新種目の団体のメンバーにもなり、予選では10組中8位に入って日本の決勝進出に貢献しました。

オリンピックでは、目標としていた自己ベストの更新はなりませんでしたが、まだ20代前半でペアとしては若く、次のピョンチャンオリンピックに向けて成長が期待されます。

攻めの演技、また成長=4年後誓う高橋、木原組-ペアSP〔五輪・フィギュア〕

[時事 2014/02/12 06:17]

エストニアの出場枠返上で、補欠から繰り上がったとはいえ、ペア結成1年での大舞台。それだけでも褒められるが、高橋と木原にはただの思い出づくりにはしない気概があった。

優雅なオペラ曲の演技で、この日2人が気持ちで攻めたのが、ペアの醍醐味(だいごみ)でもあるリフト。木原が高橋を頭上に持ち上げてから片手を離す。タイミングが遅ければ動作が止まり、早過ぎてもバランスを崩す。「思い切ってやることに注意した」と高橋。スムーズに流れ、5日前の団体の時より高いレベル3の評価。ジャンプの着氷ミスもあったが、得点も2点近く上げた。

1年前、木原がシングルから転向した時は「女の子の手を握って滑るところから始まった」とダンジェン・コーチ。まさによちよち歩きだったが、団体と合わせて計3度大舞台を経験。気持ちからも「初心者マーク」は完全に消えた。「今回は出るのが目標みたいな感じだったが、4年後は出るのは当たり前で上を目指したい」と木原。フリーに進めなかった無念を胸に成長を誓った。