無良崇人 GPスケートカナダ2014優勝/2014-2015 FS 『オペラ座の怪人』

2014-2015 ISUグランプリシリーズ 第2戦 Skate Canada International

無良 崇人 Takahito Mura

2014-2015 Free skating

[オペラ座の怪人 The Phantom of the Opera]

Music:Andrew Lloyd Webber

Choreo:Tom Dickson

スケートカナダ公式サイト

Skate Canada

ISU GP Skate Canada International 2014 リザルト

ISU GP Skate Canada International 2014 – Men

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ISU GP Skate Canada International 2014 MEN SHORT PROGRAM

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ISU GP Skate Canada International 2014 MEN FREE SKATING

無良が逆転で男子シングル優勝、スケート・カナダ

[AFP=時事 2014/11/02 15:43]

【AFP=時事】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(2014 Skate Canada International)は1日、ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州ケロウナ(Kelowna)で行われ、男子シングルのフリースケーティング(FS)では無良崇人(Takahito Mura)が合計255.81点で逆転優勝を飾った。無良が、二度の欧州王者に輝いているハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)を逆転で下した。昨シーズンの全日本選手権で6位に終わった無良は、「オペラ座の怪人(Phantom of the Opera)」に乗せたFSを終えると、約11点差でフェルナンデスを破った。

無良自身も「本当にものすごく驚いています。でも一生懸命やってきたことが結果に出ました。頑張ればいいスコアが出るんだということを学んでます」とコメントした。

先週のグランプリ(GP)シリーズ開幕戦のスケート・アメリカ(Skate America 2014)では町田樹(Tatsuki Machida)が優勝しており、今季の男子シングルは日本人選手の連勝スタートということになった。

無良に続いては、フェルナンデスが244.87点で2位、米国のマックス・アーロン(Max Aaron)が231.77点で3位に入った。

父親がコーチを務める無良は、「今日すごく良い演技ができたことに、自分でも驚いてます。もしかしたら、まだ時差ぼけが残ってる段階で昼からの演技だったことが、すごく良い方に働いたのかもしれません。珍しい新鮮な経験でしたから」と話した。

「早朝練習から本番までそんなに空かなかったので、自分の中にまだ氷の感触が残っていました」

無良は4回転・3回転のコンビネーションを含む2度の4回転ジャンプを成功させた。本人によれば、今回の滑りは今後のシーズン、特にライバルである町田と五輪王者の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)との対戦に向けて、大きな自信になったという。

「地元では4回転サルコーとルッツに取り組んでますし、強化合宿では4回転アクセルも試しました。今の時点では大会で使える成功率じゃないですけど、いつか大会で、いくつか見せることができたらと思っています」

一方、カナダ人コーチのブライアン・オーサー(Brian Orser)氏の下、カナダのトロント(Toronto)で練習を積むフェルナンデスは、3度挑んだ4回転ジャンプが乱れ、残念な結果に終わった。2つ目の4回転サルコーでは転倒した。

女子シングルでは、ロシアのアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)が191.81点で優勝。日本勢では宮原知子(Satoko Miyahara)が181.75点で3位、本郷理華(Rika Hongo)が171.47点で5位に入った。

ペアはカナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組が、アイスダンスは同じくカナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が圧勝で制した。【翻訳編集】 AFPBB News

【2季ぶりVの無良一問一答】完璧だったと思う

[SANSPO.COM 2014/11/02 17:31]

GPシリーズ第2戦スケートカナダ最終日(1日、ケロウナ)滴る汗を拭いながら、無良は笑顔で受け答えした。(共同)

-2シーズンぶりのGP優勝。

「優勝できるとは思っていなかった。すごくうれしい。すごく驚いている。GPファイナルに向けて、次の試合にかかるプレッシャーも大きくなる」

-定番の楽曲「オペラ座の怪人」に挑んだ。

「長年、やりたくてやれなかった曲。この曲への思いは強い。愛する人を頭に置いて、男らしさも出している。当初からいいものができそうな感じがあった。他人と比較されても引けを取らないと思う」

-内容はほぼ完璧。

「4回転トーループは調子が良かった。心配していたのは4回転以外のところだった。不安に思っていたところも全てやり切れた。途中から自分の中に入り込んで、いい演技ができていると思った。今までで一番、完璧だったと思う」

-技術が向上した。

「最後まで気持ち良く滑ることができた。(フリーの)170点台はもう少し時間がかかると思っていた。やることをしっかりやれば、この点数も出る」(共同)